私が壊れたなら 誰かは助かった？ もう分かってんじゃん 知ってるさ こんなにも私はいらない 選ばれなかったんじゃなく 選び損ねただけ もう分かっちゃった 知っちゃった こんなにも私は弱い ねえ　どうしてまだ痛いの 終わったはずなのに 乾いた喉で 「大丈夫」を飲み込んだ ごめんねの数だけ 人が遠ざかるなら 私　最初から 何も言わなきゃよかった それでも “生きてる”って苦しくて 息をすると罰みたいで それでも 止め方を知らないから 今日も息をしてしまった 教えて 無罪の言葉は 心まで許すの？ 昨日に戻れないなら 明日には行きたくない 私はまだ震えてる 助けてって言えないまま ねえ　私が悪者でいいなら どうか忘れて 殴られるよりも 期待されないほうが楽なの それなのに 眠るたびに現れるの あの横顔 私　まだ終われてない さよならの前に もう一度だけ 名前を呼んでほしかった ……なんてね？ 痛みの中に目を閉じて 私だけの避難所 心を塗りつぶす白で 過去を隠したまま 痛みの中で出会いましょう 貴方だけが居場所　心隠す死化粧 解き方は内緒　悪魔の声による刺傷 返す刃は遺書 「……"好き"だったよ」 ねえ　どうしてまだ痛いの 赦されたはずでしょう 乾いた世界で 私だけ濡れたまま それでも “生きてる”って重たくて 息をするたび苦しくて それでも 誰かを守りたいって 思ってしまった 教えて ごめんなさいは どこへ行けば届くの 私がいなくなれば 全部終わったのかな もう分かっちゃった 知っちゃった それでも私はここにいる